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2007 08,08 16:46 |
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暑い日が続いています。
いまスコールのような夕立が降り、すこしましになったでしょうか。 本日は立秋ですね。残暑見舞いの時期になります。お間違えのないようにしてくださいね。 さて、8月8日といえば? いろいろあるようですが、医療関係者として気になるのは 1968年8月8日に日本初の心臓移植手術が行なわれる。 ですね。札幌医科大学の和田寿郎教授が行ったものですが、私はまだ生まれてもおらずどんな状況であったかはわかりません。しかし、レシピエント(移植を受けた方)がお亡くなりになってから様々な疑惑があったようです。 レシピエントに本当に移植が必要だったのか? ドナー(臓器を提供する方)は本当に脳死状態だったのか? 等、ほかにも疑惑があり和田教授は告訴されるのですが、証拠不十分で不起訴となったようです。 私は、この件について渡辺淳一の「白い宴」という小説で知りました。 かなり医学的な視点からの小説だと思います。学生だった私は夢中で読みました。内容の詳細はすでに忘却していますが、衝撃を受けたことは憶えております。 1999年3月に31年ぶりに脳死心臓移植が行われました。 日本における脳死移植の空白期間は、この「和田移植」に端を発するものだったのかもしれません。 1997年10月の臓器移植法施行以来、約10年で56例の脳死ドナーからの臓器移植が実施されました。日本人の死に対する考え方は変わってきたのでしょうか? 和田移植関連の小説で39年前の日本の『死』に対する考え方も汲み取れるかもしれません。 (吉村昭「神々の沈黙」など) 暑い夏ですが、小説でもいかがですか? PR |
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